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高性能林業機械を有効に活用しコスト軽減と安全性を高めると共に、伐採跡地についても災害時に流木の発生防止やその後の植栽を考えて環境に配慮した施業をおこなっています。また利用間伐事業との連携を密に現場体制の充実と管理技術の向上に努めています。

 伐採した木材は市場出荷、地元・自社製材工場への直納、海外輸出、バイオマス発電用材と付加価値を付け無駄なく高く販売できる体制を構築し、森林所有者への利益還元に努めています。

 自社・連携事業体で伐採した山林には最大㏊あたり5万円の造林に対する助成を行い、再造林率を高める取り組みも行っています。

 山林の伐採や売買を希望の方は一度組合へご相談下さい。

1.調査・見積もり

森林所有者の依頼を受けた後、森林の境界の確定を行います。

隣接する森林所有者にも確認し境界が確定したら、その森林に伐採する木がどれだけあるか1本1本を計測し、全体の量を算出します。そこから市況・伐採や搬出にかかる経費を計算し、森林所有者に買取の価格を提示し、合意が得られれば契約します。

毎木調査
毎木調査

2.伐採

チェンソーによる人力での伐採と高性能林業機械による伐採を行います。近年は安全性や効率化の面から機械での伐採が多くなっていますが、機械が入っていけない急峻な場所や特殊な伐採については熟練した人による伐採が必要となります。

機械伐採
機械伐採
人力伐採
人力伐採

3.路網作設

路網作設
路網作設

伐採した木を運搬するための道を作っていきます。

道づくりについてはその後の周囲環境を変化させないよう状況に応じて作っていきます。

作業終了後には主要な部分を除き埋め戻しを行い、森林機能の回復を促し、残した部分は植栽や育林時の管理道として活用します。

4.集材

伐採された木をグラップルと呼ばれる機械で作設した道まで集め、フォワーダと呼ばれる機械で運んできます。

ばっさした木材集材
集材
伐採した木材集材
集材

5.造材

集めて来た丸太を決まった長さに揃えていきます。丸太は太さ(径級)・長さ・材質(真っ直ぐ・曲がり・色)等で分別して行きます。

切った丸太が真っ直ぐか曲がっているかで販売価格が変わってくるのでオペレータの技量が問われます。

造材
造材

6.運搬

分別された丸太を指定の所まで運びます。

丸太にはグレードが有り、A材(良質な直材)B材(小曲がり)C材(曲がり大、色)D材・未利用材(それ以外)大径材(直径40cm以上)と分けられ、A・B材は地元資材工場や組合の製材所、C材・大径材は海外輸出、D材はバイオマス発電へと運ばれます。

丸太を一番高く買ってくれる所を探し、そこへ販売し利益を出すことで、森林所有者への買い取り価格アップに繋げています。

木材運搬
運搬

7.伐採後の地拵え

伐採後は機械で残存木や枝葉支条の集積を行い、植栽しやすい形に整えます。そうすることで植林に係る労働の負担を軽減させ、省力化に繋げています。

地拵え
地拵え

平成23年4月 宮崎県南那珂森林組合、都城森林組合、鹿児島県曽於地区森林組合の近隣3組合が、主に韓国へ向けた海外輸出に取り組むため、木材輸出戦略協議会を設立。平成27年7月に鹿児島県曽於市森林組合が加わり、4組合の体制となった。

海外輸出
タンカーに木材を積んでいる様子

目的

森林所有者の山林所得向上のため、流通の開拓と需要拡大のための普及啓発を行うとともに、木材を海外に出荷する事により管内外の木材価格の安定と需要供給の均衡及び継続的な販売網を形成すること。

販売戦略

4組合で集荷を行うことにより、安定的な供給が出来、協議会で出荷する事により受注から出荷までの時間が短縮できる。

出荷量の推移表

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